東日本遊園地協会(よみうりランド、横浜八景島、花やしき、富士急ハイランドほか計18社)、西日本遊園地協会(西日本鉄道、京阪電気鉄道、グリーンランドリゾート、長島観光ほか計11社)とオリエンタルランド、ユー・エス・ジェイ、サンリオエンターテイメント、ハウステンボスが共同で、遊園地・テーマパークにおける新型コロナウイルス感染拡大予防ガイドラインを作成し公表されました。
※2020年5月22日(5月25日改訂)
パーク全体のこと、アトラクションやイベントごとの対応方針や営業休止の考え方がまとまったものです。
これを全て実施しようとすると、大規模施設では表示の貼り付け作業やソーシャルディスタンスの対策準備がかなり大変そうです。
ディズニーランド、シーやUSJの営業再開日がなかなか発表されない理由も分かりますね。
スタッフの皆様 準備作業本当にお疲れ様です。
【目次】
遊園地・テーマパークのコロナ対策ガイドライン
ガイドラインの概要と、予想されるディズニーランド、USJの対応についてまとめました。
(予想は個人的な見解なので全く外れている可能性があります。ご了承ください)
なおこちらに記載しているガイドラインは抜粋です。
これ以外にも多数の対応内容やレストランでの対応も書かれています。
また、このガイドラインを基に個々の遊園地、テーマパークの事情で対応が異なる可能性があります。
ガイドラインを上回る対応をするパークもあるでしょう。
しかし、ガイドラインを守っている遊園地・テーマパークに、ガイドラインを上回る対応をしていないからといって
批判やクレーム電話、自粛警察行為をすることはやめましょう。
心配なら行かない。行くならしっかりコロナ対策をする。
パークや人を批判しない。自分が行かないからといって、行った人を批判しない。
日本人本来の優しさや大切にしたいですね。
入場制限 ガイドライン
・当面の間は収容人数の半分とする。
・施設全体と個別アトラクション等の利用人数の制限を行う
(事前予約制度を実施するなど)
・・・ファストパスのようなもの
・チケットの事前販売を推奨
入場制限の対応予想
USJやディズニーランドは公式ホームページでの販売やコンビニで事前購入できますね。
当日窓口での販売はなく、事前購入のみになるかもしれませんね。
1日2万枚など販売数量に制限がありそうです。
公式ホームページで売り切れていても、コンビニでは買えるといったこともあるでしょう。
USJの場合
USJ公式WEBサイトからの購入またはローソンでの購入になります。
ただしUSJ近くの4店舗のローソンと関西2府4県以外のローソンでは購入できません。
また当面の間、関西2府4県に在住していない方はワンデイパスで入場できません。
(年間パスポートを所持している場合は、「お住まいの都道府県の移動に関する方針をご確認の上、ご自身の判断に基づいた行動をお願いします」と案内されています)
アトラクションごとの人数制限は、USJ、ディズニーランドともにアプリで整理券を発券する仕組みが導入されていますね。
USJはシングオンツアーなどごく一部のアトラクションに限られていましたが、今後は多くのアトラクションで採用されるかもしれません。
これが可能になると、今まで長時間並ぶことが当たり前だったUSJではアトラクションを待っている間はカフェでコーヒーを飲んでケーキを食べたり、ゲームコーナーで遊んで過ごすことができますね。
たくさん遊びたい人はエクスプレスパスを購入する必要が出てくるでしょう。
ディズニーランド、シーではファストパス対応アトラクションが大幅に増えるかもしれませんね。

ただ、入口にタッチする機械を設置する方式になったため、すぐには対応できないかもしれません。
(当面はキャストが目視確認になるかも)
スタッフのガイドライン
・アトラクションの装着など利用時の安全確認をする必要があるスタッフは
マスクまたはフェイスシールドを着用
・カスタマーサービスが少し不足したとしても会話を少なくするようにする。
(笑顔と目視、ジェスチャーを組み合わせる、掲示をするなど)
スタッフのコロナ対策の予想
フェイスシールドが標準になるかもしれませんね。
ディズニーランド、シーだと、キャストがエリアごとにかわいいシールをフェイスシールドに貼って
世界観の演出をしてくれるかもしれません。
USJだとミニオンなどキャラクターシールを貼るかもしれませんね。
カスタマーサービスがジェスチャーになると、手話をマスターを覚えるブームが起きるかもしれませんね。
この手話を覚えておくとパーク通みたいなことがあるかもしれません。
来場者 ガイドライン
・来場者の検温を実施し、37.5℃以上の発熱や風邪症状等の不調がある場合は入園不可とする。
・マスクまたはフェイスシールドの着用励行を行う
・各都道府県の状況を鑑みて、来場可能な地域をホームページ等で呼びかける
・トイレの蓋は閉めてから流すように表示する
来場者向けコロナ対策について
1人ずつ検温する方式だと、接近しないといけないのでサーモカメラ方式になるかもしれませんね。
(USJでは1人ずつ赤外線で体温測定するタイプのイラストが描かれています)
夏など体温が上がりやすい時期は、走ったりせず落ち着いて入場ゲートに近づかないと入場できないといったトラブルが起きるかもしれません。
来場者にもフェイスシールド着用を勧めることから、ディズニーグッズのフェイスシールド、USJのフェイスシールドが販売されるかもしれません。
おしゃれなフェイスシールドなら街中で普段使いできると、ありがたいですね。
トイレの蓋はコロナに関係なく普段からぜひ閉めてほしいです。
なおUSJでは悪寒や発熱(37.5℃以上)、咳、鼻水、だるさ、頭痛、味覚・嗅覚の異常、下痢、筋肉痛の症状がある人の入場をお断りしています。
エンターテイナー ガイドライン
来場者との距離を1m。できるだけ2m以上あける。
大量の飛沫を伴う大声での会話や発生をしないことを条件に出演中のマスク着用不要
(マイクなどで普通の声を出すことはよい)

パイレーツオブカリビアンのショー
出演者のコロナ対策について
ディズニーシーは船の上で行うショーだと、来場者と距離がとても空いているので開催しやすいですね。
ただ、海を一周ソーシャルディスタンスの確保をする方法が難しそうです。
ディズニーランドだとシンデレラ城前のステージだと来場者と距離を取れますね。
USJは、ウォーターワールドは前方数列を着席禁止にしてゲスト何名かに水を思いっきりかける前座だけ注意すれば距離を確保できそうです。
一方、ルパン三世ザライブは、密接するため開催中止になるかもしれません。
(ユニバーサルクールジャパンの広告が最寄り駅から撤去されたことから、中止決定の可能性があります)
パレードは、フロートの周りで踊るエンターテイナーの出演は難しいでしょう。
道路中央部に限って踊るなど工夫がいるかもしれません。
アトラクション ガイドライン
・ジェットコースター
利用時に来場者に手洗いや消毒液の使用を促す
座席を空けて着席する
来場者はマスクの着用、及び大声での発声は控えるように
・屋内アトラクション
利用時に来場者に手洗いや消毒液の使用を促す
換気等や清掃、消毒が難しいと判断した施設は営業を見合わせる
・VRアトラクション、3Dメガネを使用
原則として接触型器具を使用するアトラクションは営業を見合わせる
ただし、道具を使用の都度、洗浄剤等による清掃が適切に可能な場合は営業可能
アトラクションのコロナ対策
絶叫アトラクションで大声の発言を控える。
怖がりな人にとっては、かなりハードルが高いガイドラインですね。
また絶叫好きの人の中には、わざと「キャー」と叫んでストレス発散など楽しんでいる人もいるので、ちょっと楽しみが減りますね。
アトラクションを体験するごとに消毒液を使うとなると、かなり大量の消毒液が必要になるので確保が大変そうです。
屋内アトラクションで換気や消毒が難しい施設はとても多いと思います。
とくに待ち列はあまり換気されず、密度も高くなっているので消毒作業は大変ですね。
多くの屋内アトラクションが休止になりそうです。
USJだとXRライドは無理だと予想した人が多かったですが無事に開催されることになりました。(7月5日まで)
高価なVRゴーグル。複雑な形状をしていることもあるので簡単に消毒できなさそうですが、数を揃えたのかもしれませんね。
3Dメガネは、もともと紫外線消毒をしていますし数も大量に準備すれば対応できそうですね。
ターミネーター3Dは営業される発表がありました。
イベント等 ガイドライン
・屋内の集客イベントは収容定員の半分以下の参加人数にするなど人数制限をかける。
屋内アトラクションと同様、対策が難しい場合は営業を見合わせる
・キャラクターショー等
声援や大声を出させるようなことは行わない
・着ぐるみグリーティング等
着ぐるみが園内に出演する場合は、着ぐるみ同士が触れ合う、来場者に触れることのなおように留意
ショーイベント、グリーティングのコロナ対策
参加人数が半分になると、ディズニーランドのショーは今でも抽選に当たらずに見れない人が大勢いますが、今まで以上にショーを見ることが難しくなりそうです。
ディズニーホテル宿泊に関連したプランやレストランの事前予約など、有料で見る方法が必要になるでしょう。
USJだとユニモンは座席を空けて座ることになりますね。
みんなで大きな声を上げて盛り上げるシーンやビートルジュースとの触れ合いが魅力的でしたが
演出内容が一部変更になるでしょう。
「着ぐるみのグリーティング」この表現はガイドラインならではですが、ちょっと悲しくなりました。
パーク内に登場しても距離を空けて見るなど今までと違った楽しみ方になるでしょう。
ただ、記念撮影をしたい人が殺到することを、どうやって防ぐか対策が難しそうです。
声援や大声を出さない演出となると、盛り上がりに欠けますね。
個々人で心の中で声援を送りましょう。
コロナ対策まとめ
いかがでしょうか?
今までと違ったパークの楽しみ方になりそうですね。
ただ、コロナウイルスの特性を考えると、これだけしっかり対策をすれば感染リスクが少なそうです。
8月から半年間は旅行費用が半額になるGoToTravelキャンペーンも行われるので、自粛疲れの解消もかねて安全に楽しい1日を過ごしましょう。

出典 遊園地・テーマパークにおける新型コロナウイルス感染拡大予防ガイドライン