映画 魔法にかけられて!続編公開前に前作のあらすじ・ストーリーを知っておこう

魔法にかけられて

映画 魔法にかけられて!あらすじ。簡単なストーリー。登場人物を声優。監督を紹介します。映画を見たことがない人は続編を見る前にぜひ読んでくださいね。


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プリンセスストーリーを羨ましく思うのは子供だけ・・・そう感じる方は多いはずです。でも、ディズニー映画「魔法にかけられて」は、そんな概念を覆します。

夢を見ること、純粋であることは年齢に関係なく必要なことである!というメッセージのもと、多くの大人が忘れていた子供心を思い出させてくれます。

「魔法にかけられて」のストーリーを追いつつ、なくした宝物を探しに行きましょう!

■作品のあらすじ

アンダレーシアに暮らすジゼルはエドワード王子と恋に落ち結婚を決めるが、王位を気にするナリッサ女王の手でニューヨークへ追放される。そこでロバートと出会い、おとぎの世界と違う恋心を自覚し、戸惑う。ロバートもジゼルの純粋さに惹かれるが、彼にはナンシーという結婚相手がいる。その中ナリッサがジゼルを殺そうとするが、戦いでナリッサは敗北し消滅する。最後はジゼルとロバート、エドワードとナンシーがそれぞれ結婚し、幸せに暮らすことになる。

■登場人物の紹介

ここでは、特に主要な登場人物を7名紹介しています。見出しは「キャラクター名(担当役者・英語声優/日本語声優)」の順で記載しています。

◇ジゼル(エイミー・アダムス/木村聡子)

物語の主人公。アンダレーシア王国の森で出会ったエドワードと恋に落ちるも、ナリッサの罠でニューヨークへ追放される。

そこで出会ったロバートやモーガンに助けられ成長するとともに、ロバートへの恋心を自覚し心が揺れていく。

◇ロバート・フィリップ(パトリック・デンプシー/根本泰彦)

ニューヨークでジゼルを助けた、バツイチ離婚弁護士。娘のモーガンと、マンションの一室で生活している。

はじめは唐突に歌いだしたり、すぐ泣き出したり、愛を語ったりするジゼルを疎ましく思っていたが、その純粋さに少しずつ惹かれていく。

◇エドワード王子(ジェームズ・マースデン/畠中洋)

アンダレーシア王国の王子。森で出会ったジゼルと恋に落ちるも、翌日いなくなった彼女を探すため、自らニューヨークへ搜索へ行くことに。

実はジゼルがいなくなってからしばらくはナリッサの魔法で操られており、ピップが助けるまでトンネルの奥深くに幽閉されていた。

◇ナリッサ女王(スーザン・サランドン/萩尾みどり)

アンダレーシア王国の現女王で、エドワードの継母。息子の結婚で王位を奪われることを恐れ、ジゼルをニューヨークへ追放した。今作のディズニーヴィランズ。

実は小説にて、エドワードの本当の父親をナリッサが殺しており、歴代ヴィランズの中でも特にあくどい性格であることが示されています・・・怖い!

◇ナンシー・トレメイン(イディナ・メンゼル/林真里花)

ファッションアトリエでキャリアウーマンとして働く女性。5年間付き合っていたロバートと結婚する予定。見た目に反してロマンチストな性格。

ナンシー役のイディナ・メンゼルさんは、後に「アナと雪の女王」シリーズでエルサ役を演じ、ディズニープリンセスの仲間入りを果たしています!

◇モーガン・フィリップ(レイチェル・コヴィー/小野花梨)

ロバートの娘。生まれてすぐロバートが離婚したため、本来の母親の顔を知らない。

それまでは現実主義的な父の影響を受けていたが、ジゼルの登場で子供らしい姿を表に出していく。子供としてのしたたかな一面も見せており、「緊急事態」と称してジゼルのファッションをロバートのゴールドカードで購入するといった行動にも出ている。

■ストーリーの紹介

魔法にかけられてのストーリーを紹介します。

◇「いつまでも幸せに暮ら」せない世界へ

物語の舞台は、おとぎの国・アンダレーシア。

主人公・ジゼルは国の端にある森の中で暮らしていましたが、彼女は夢の中で出会った王子様に恋をし、いつか彼と「真実の愛のキス」をする日を夢見ていました。

そんな幸せの詰まった夢に浸っている中、ジゼルの家がトロールに襲われてしまい、逃げ惑う中登っていた木から転落してしまいます!しかし、その真下にいたアンダレーシアの王子・エドワードが彼女をナイスキャッチ!

2人は出会ってすぐに恋に落ち、次の日に結婚式を行うことになります。そんな幸せに満ちた次の日、式直前でひとりの老婆に声をかけられ、連れてこられた井戸で願い事を唱えている隙に突き飛ばされてしまいます。

実はこの老婆は、化けた姿の女王・ナリッサでした。彼女は自分の王位が奪われることを恐れ、長い間王子の嫁探しを邪魔していたのです。でも結婚直前になり、自らの手でジゼルを追放することに成功。

彼女は「いつまでも幸せに、なんてものがどこにもない」現代のニューヨークへ追放されます・・・。

◇バツイチ家族とお姫様の出会い

舞台は変わり、現代のニューヨーク。追放されたジゼルは、右も左もわからないニューヨークを歩き続けますが、一向に元の世界へ帰る手段が見つかりません。

そんな彼女を助けたのは、弁護士でバツイチのロバートと、彼の一人娘・モーガン。雨の中、タクシーで帰る最中、城の看板に必死に声をかけるジゼルを見つけたモーガンがタクシーを飛び出し、彼女を助けたいと言い出します。

ロバートは最初、ジゼルを新手の売り子と勘違いし、快く思えませんでした。それでもさらに強い雨が降り出し、同情心から家に招くことに。

それでも一度はタクシーを呼んでジゼルを追い出そうとするロバートでしたが、途中で眠り込んでしまったジゼルを見て哀れに思い、それも思い留めることにします。

こうして、ジゼルのニューヨークでの生活が幕を開けるのでした・・・。

◇ロバートのめちゃくちゃなひととき

翌日、ニューヨークへ3人がやってきます。
エドワード王子、リスでジゼルの友達のピップ、2人を追ってきたエドワードの従者ナサニエルです。

ナサニエルはナリッサ女王の密命を受けており、受け取った3つの毒りんごでジゼルを殺すよう仕向けられていましたが、どんな方法を使おうとしても失敗ばかり。

さらにピップはナサニエルの本意を悟り、エドワードに伝えようとしますがリスは現実世界ではしゃべれません。エドワードの鈍感さも相まってなかなか伝えることができません。

そんなみんなの騒動を知らないジゼルは、アンダレーシアと同じ方法でお友達を呼び、ロバート宅の掃除を始めます。ハトやねずみ、ハエに・・・ゴキブリといった毛色の異なるお友達が勢ぞろい。でも前向きな心を忘れず、「歌ってお仕事」をしながら部屋をキレイにします。

さらにジゼルは、部屋のカーテンを勝手にドレスへリメイク。シャワールームも勝手に使ってしまい、状況を知ったロバートは頭が痛くなります。ここでタイミング悪くやってきた娘モーガンがジゼルを見て、ロバートが「浮気していた」と勘違いし激怒。

なんとかモーガンを送り届け、ジゼルを職場へ連れて行きますが、今度は離婚訴訟を担当していた夫婦に対し、ジゼルが泣きじゃくりながら愛を訴え、夫婦を怒らせてしまいます。

手が負えなくなったロバートは、ジゼルにお金を渡して追い払おうとしますが、そのお金を老人に渡しているのを見て心配になり、罪悪感と心配が重なって後を追うことにします。

◇2人の想いの変化と距離



ジゼルはロバートと公園を歩く中で、愛してる事を言葉にして相手に「伝える」か「伝えないか」の話で意見が食い違います。

現実的なロバートは「言わなくてもわかる」と考えていますが、ジゼルは「想いを伝えて」ほしいことを切々と語ります。

そしてジゼルはハトにお願いして、ロバートの愛を伝えるため、メッセージカードとブーケをナンシーに届けることにします。これまでメールでの謝罪や感謝しか受け取ったことのなかったナンシーは、届いたプレゼントを見てびっくり。これまでのロバートとは違うことを感じ、朝のことを許すことにします。

ここで出たハートのブーケ、明るい色の花がいくつも散りばめられていて、とっても可愛いデザインですよね!可愛いのに景観を失わない感じが、まさにディズニーっぽくて好きです^^。

この出来事からロバートは、ジゼルの純粋さや優しさに惹かれていき、ジゼルもまたロバートの「自分にないもの」を感じ取り、意識するようになります。ジゼルは、アンダレーシアではなかった心の変化に気づいていくと同時に、この先本当にエドワード王子と国へ帰るべきか悩みます。

でもジゼルが答えを出すまで、現実は待ってくれません。紆余曲折しながらも、ジゼルの居場所を突き止めたエドワードがマンションへやって来たのです!

国に帰ってすぐにでも結婚したいエドワード。でもジゼルは、移り変わるニューヨークの楽しさ、心優しいモーガンやロバートへの愛、その全ての思い出を手放したくなくなっていました。

ジゼルは急かすエドワードをなんとか抑えつつ、最後の頼みごととして「キングとクイーンの舞踏会」へ参加することを提案します。エドワードは終わり次第すぐに帰ることを条件に、ジゼルとともに参加することにします。

◇見つけた愛と切なさ

「キングとクイーンの舞踏会」にはロバートとナンシーも参加していました。エドワードとナンシーはそれぞれの恋人を誇らしげに紹介します。

エドワードは命にたとえてジゼルを紹介しました。
その言葉についうっとりしてしまうナンシー。

でもジゼルとロバートはなかなか言葉が出ず、雰囲気もギクシャクします。

舞踏会は、別のペアとパートナーを交換する「キングとクイーンのワルツ」の時間になりました。
そこでエドワードとロバートは、お互いのパートナーを交換します。

ジゼルと踊ったロバートは「普段歌わない」と言っていたのに、ここでジゼルに愛を囁くように歌います。

このシーン、見てるだけで胸がぎゅっとなります・・・。普段歌わないのに歌うのは、やはりジゼルのための愛の言葉だったから、なのかもしれないと思うと本当に尊いです・・・。

ダンスの時間が終わり、踊るロバートとナンシーの姿を見て、ロバートのそばに自分の居場所がないことを感じるジゼル。そこへタイミングよく、しびれを切らしてニューヨークへやってきたナリッサ女王と遭遇します。

また老婆に姿を変えたナリッサは現実のひどさをとくとくと語り、全てを忘れて楽になるために「りんご」をジゼルに渡します。これ以上悲しい思いをしたくないジゼルはりんごをかじり、自分の意志で眠りにつきます・・・。

◇ナリッサ女王の最後の戦い

これより先は、エンディングを含む内容が記載されています。ネタバレを好まない方は、閲覧にお気をつけください。

ナリッサはやっとジゼルを殺せたと思い、ご満悦。しかし、エドワードがケープを手に戻ってきたことで形勢逆転。ナリッサは「気を失っただけ」と伝えて周囲を落ち着かせようとしますが、ここでエドワードの従者ナサニエルが登場します。

彼はナリッサの横暴なやり方に嫌気が差しており、事の真相をすべて明かします。そして「真実の愛のキス」で覚めることを悟ったエドワードがジゼルにキスをします・・・でも彼女は目覚めません。

ここでエドワードは悟ります。真実の愛を見つけた相手は、紛れもなくロバートであると。エドワードもナンシーも、相手の気持ちを優先して身を引きます。そしてロバートのキスにより、見事ジゼルは目を覚まします!

すべてがハッピーエンド!・・・な展開をナリッサは良しとしません。とうとう真の姿であるドラゴンに戻り、自分が引き起こした事件の一抹をジゼルに押し付け、その場で始末しようと企みます。

ロバートはジゼルを守ろうとしますが、それを見たナリッサはロバートを連れ去り、タワーの頂上にジゼルを誘い込みます。追いかけるジゼルとの一騎打ち、徐々にジゼルは追い詰められていきます。

しかし、すぐ追いかけてきたピップは機転を利かせます。最初にトロールを倒した同じ方法で重さを利用し、ナリッサはタワーから突き落とすことに成功。ナリッサは消滅し、すべてが元通りになります!

◇「いつまでも幸せに暮らしましたとさ」

これより先は、物語のエンディングが語られていきます。ネタバレを好まない方は、閲覧にお気をつけください。

その後はみんながハッピーエンドの結末を迎えます。

ジゼルはロバートと結婚し、モーガンと3人で笑顔にあふれた家庭を築きます。またジゼルはオリジナルブランドを立ち上げ、ニューヨークでできた「お友達」と仕事に励むことにします。

エドワードは、互いに心が惹かれあったナンシーとともにアンダレーシアへ戻り、結婚します。ナンシーは携帯をアンダレーシアに持ち込んでいましたが、投げ捨てて壊してしまいます・・・。

ナサニエルはニューヨークで、ピップはアンダレーシアでそれぞれ自伝を出版します。各々が体験した話はどちらも好評で、どちらの世界でも話題になります。

みんながそれぞれの形での幸せを見つけ、こうして「いつまでも幸せに暮らしましたとさ」。

■監督の紹介

◇ケヴィン・リマ

監督作品:「グーフィー・ムービー/ホリデーは最高!」「ターザン」「102」等
活動年:1987年~
エピソード:元々はアニメーターとしてディズニーに入社し、以降はアニメ作品を多く手がける。後に「102」で実写制作を果たし、演劇版「イントゥ・ザ・ウッズ」の監督も兼任している。

■まとめ

大人に是非見て欲しいディズニー映画「魔法にかけられて」。夢だけじゃなく、時には現実を見せながらも、夢の実現に向けて進むジゼルの姿は、誰しもが胸打たれたに違いありません。

実は、今作の続編「DisEnchanted(原題)」の制作が進行しており、Disney+オリジナルムービーとして公開されるんです!俳優陣そのままに、どんな新しい物語が待っているのか、次回作も楽しみですね!

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