劇団四季ミュージカル「オペラ座の怪人」生で観たい美しさ!あらすじと魅力を紹介

2023年1月6日

劇団四季 オペラ座の怪人
劇団四季 オペラ座の怪人
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劇団四季ミュージカル「オペラ座の怪人」は、国内での通算上演回数7000回以上を誇る大人気のミュージカルです。

その歴史は1988 年まで遡り、これまで市村正親さんや石丸幹二さんなど名だたる劇団四季出身の俳優が出演してきました。

現在、「オペラ座の怪人」は大阪の四季劇場で上演中!
映画やCDなどは沢山発売されているものの、やはり生で観て実際の美しさを体感していただきたい至極のミュージカルです。

今回は、そんな「オペラ座の怪人」のあらすじと作品の魅力をご紹介します。

■「オペラ座の怪人」のあらすじ

◆1幕

オペラ座の怪人
オペラ座の怪人

1905年、パリ。オペラ座の舞台裏では、これまで劇場で使用された舞台の小道具がオークションが開催に掛けられていました。
車椅子の老紳士は、シンバルを持ったサルのオルゴールを落札します。
次にシャンデリアが出品されると、シャンデリアがパッと閃光を放ち、時代は半世紀前へ。
オペラ座の怪人の事件の真相が展開されていきます。

出典:劇団四季公式Twitterアカウント(@shiki_jp)

1881年のオペラ座では、オペラ「ハンニバル」のリハーサルが行われていました。
しかしリハーサル中に舞台装置が崩御し、出演者たちは最近噂されているオペラ座の怪人の仕業だと口々に言います。
新しい劇場支配人のムッシュー・アンドレ、ムッシュー・フィルマンはこの噂を聞き入れませんが、プリマドンナのカルロッタは「これ以上不可解なことが起きるのならオペラに出るのをやめる」と言って降板してしまいました。
そこで代役を務めたのが、コーラスガールのクリスティーヌ。
彼女は”音楽の天使”と呼ばれる姿の見えない先生に歌の稽古をつけてもらっており、オペラで大成功をおさめます。


出典:劇団四季公式Instagramアカウント(@gekidanshiki_official)

劇場の新しいパトロンとなったラウル子爵は、幼馴染のクリスティーヌが舞台上で歌う姿に心を惹かれ、終演後に彼女を食事に誘います。
幼馴染からの誘いに喜びと戸惑いを感じるクリスティーヌを、鏡の向こうから”音楽の天使”がこちらへ来るように囁きました。
クリスティーヌは誘われるように鏡の向こうへ手を伸ばしますが、実は”音楽の天使の正体”はオペラ座の怪人で、彼女は怪人の住む地下へ攫われてしまいます。


出典:劇団四季公式Instagramアカウント(@gekidanshiki_official)

怪人が奏でる魅惑的な音楽の調べに心酔したクリスティーヌは、地下牢で怪人の素顔を見ようと彼が顔を覆うのに使っている仮面を取ろうとします。
怪人はこれに激怒し、自分の顔は生みの母さえも嫌う呪われた顔なのだと吐露しました。
それでもクリスティーヌのような美しいものを求めてしまうと悲しく語る怪人に心を動かされつつ、クリスティーヌは周囲に心配をかけないよう劇場へ戻ります。

その後劇場マネージャーや出演者あてに、オペラ座の怪人からの手紙が届きます。
手紙の内容は、新作のオペラにクリスティーヌを主演させること、そして怪人への給料の支払いを怠らずに行うことを要求するものでした。
マネージャーたちは、これを拒否。
予定通りにカルロッタを主役にオペラを上演すると、カルロッタの美しい声がカエルの声に代わり、舞台装置係のブケーが公演中に何者かに殺されてしまうという事件が起こります。

怪人に逆らえば自分も殺されると怯えたクリスティーヌは、ラウルに怪人と密会したことを話します。
ラウルはクリスティーヌに愛を誓い、すべての災いから彼女を守ると約束します。
ラウルの優しい愛に安心したクリスティーヌも彼に愛を誓い、二人はオペラ座の屋上でキスを交わすのでした。
その様子を陰から見ていた怪人は、裏切られたような怒りと悲しみに打ちひしがれます。
オペラのカーテンコールの際、怒り狂った怪人はクリスティーヌの立つ舞台に向かってシャンデリアを落とし、恋人たちへの復讐を誓うのでした。

◆2幕

出典:劇団四季公式Twitterアカウント(@shiki_jp)

時がたち、オペラ座では新年を祝う仮面舞踏会が開かれています。
最近は怪人も現れず、平和な年明けに喜ぶ人々。

オペラ座の怪人 舞踏会
オペラ座の怪人 舞踏会

婚約を交わしたクリスティーヌとラウルは共に舞踏会に参加しますが、そこに赤い死神の仮装をした怪人が現れ、新作オペラ「ドンファンの勝利」を怪人の指示通りに上演することを要求しました。
もちろん、主演はクリスティーヌ。
怪人は彼女に「まだ離さない」と警告し、再びクリスティーヌを恐怖に陥れます。


出典:劇団四季公式Instagramアカウント(@gekidanshiki_official)

逆らえば死が待ち受ける恐怖のオペラ。
ラウルたちは意を決し、怪人の思い通りにオペラを上演するふりをして怪人を殺そうと計画します。
恐ろしい計画に巻き込まれてしまうクリスティーヌを主人公に、いよいよ「ドンファンの勝利」の幕が上がります・・・。

■「オペラ座の怪人」の主な登場人物

オペラ座の怪人 出演者
オペラ座の怪人 出演者

◆オペラ座の怪人

オペラ座の怪人
オペラ座の怪人

オペラ座の地下に潜む天才作曲家であり天才演奏家。
顔の大半をマスクで覆っており、生まれつき醜い顔で母親にも嫌われていた。
作曲の芸術の才能を多く持ち、舞台装置の縄を細工して劇場関係者を襲う。
見世物小屋にいたところを逃げ出し、オペラ座の地下に潜むようになった。


出典:劇団四季公式Twitterアカウント(@shiki_jp)

◆クリスティーヌ・ダーエ

出典:劇団四季公式Twitterアカウント(@shiki_jp)

オペラ座の美しいコーラスガール。
バイオリニストの父と死別し、亡くなった父が音楽の天使を自分の元に送ってくれていると信じている。
怪人の指導の下、プリマドンナとしての才能を開花させる。

◆ラウル

オペラ座のパトロンの青年。クリスティーヌとは幼馴染みで、再会した彼女に恋をする。

◆マダム・ジリー

オペラ座でコーラスガールを指導するバレエ教師。
怪人の過去を唯一知る人物。

◆メグ・ジリー

オペラ座のコーラスガール。
クリスティーヌの良き友で、マダム・ジリーの娘

◆カルロッタ、ピアンジ

オペラ座の人気プリマドンナであるカルロッタと、夫のテノール歌手のピアンジ。
怪人からの指示に腹を立て、従わない意向を見せる。

◆ムッシュー・アンドレ、ムッシュー・フィルマン

オペラ座の新しい支配人たち。怪人の存在を最初は軽く見ていた。

■【魅力①】ロマンチックで怪奇なラブストーリー

オペラ座の怪人、クリスティーヌ、ラウルの三角関係を軸に展開されるラブストーリーは、美しくもどこか怪奇で観る人を惹きつけます。

やり方は脅迫めいてはいるものの、美しいものに憧れてクリスティーヌの才能に光を見出す怪人の姿にはどこか共感すると言う人も中に入るのではないでしょうか。
またラウルを愛しながらも、怪人が奏でる美しい音楽に愛する父親の姿を重ねて葛藤するクリスティーヌの心の変化にも注目せざるを得ません。
怪人とラウルが対峙したとき、クリスティーヌがどのような選択を取るのかは物語終盤の見どころです。

■【魅力②】何度でも聞きたくなる名作曲家の音楽

「オペラ座の怪人」の楽曲は、「キャッツ」や「エビータ」などでも知られるミュージカル界の名作曲家・アンドリュー・ロイド=ウェバーによるものです。

出典:劇団四季公式Twitterアカウント(@shiki_jp)

メインテーマである「オペラ座の怪人」は、ミュージカルを観たことがない人でさえも知っている名曲。
劇場であの曲が流れ、実際に舞台の上のシャンデリアが動くさまを見ると、本当に自分が19世紀のオペラ座に迷い込んでしまったかのような錯覚に陥ります。

出典:劇団四季公式Twitterアカウント(@shiki_jp)


出典:劇団四季公式Twitterアカウント(@shiki_jp)

「ミュージック・オブ・ザ・ナイト」、「オール・アイ・アスク・オブ・ユー」などのゆったりとしたナンバーは、フィギュアスケートの演目にもよく起用されていますね。
また、劇中劇で歌われるオペラや歌いながら登場人物たちがセリフを言いあう楽曲などは、聴きごたえがあって圧巻です。

■まとめ

劇団四季の大人気ミュージカル「オペラ座の怪人」は、大阪四季劇場にて2023年5月31日(水)まで上演されています。

ロマンチックでどこか怪しい魅力的なラブストーリーと印象的な音楽は、一度劇場て味わうと虜になってしまうかもしれません!

みなさんもぜひ、劇団四季ミュージカル「オペラ座の怪人」をご覧になってはいかがでしょうか?