ジャングルブックあらすじ

ジャングルブック どんな話

ウォルト・ディズニーが生前最後に手掛けた、ディズニー長編アニメーション作品「ジャングル・ブック」。自然に育てられた一人の男の子を基軸とし、周囲の動物たちの物語をミュージカル調に綴り上げた作品です。


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ウォルト・ディズニーが生前最後に手掛けた、ディズニー長編アニメーション作品「ジャングル・ブック」。自然に育てられた一人の男の子を基軸とし、周囲の動物たちの物語をミュージカル調に綴り上げた作品です。

ディズニー作品の中ではやや暗めのタッチで描かれるジャングルの世界ですが、それに反するほど明るく陽気な音楽はギャップを引き起こし、一度見ると忘れられなくなるような不思議な感触が残る名作です。

この作品のストーリーを知っていれば、随所で流れる楽曲への思い入れも強くなるはずです!早速物語を見ていきましょう。

■作品のあらすじ

インドのとあるジャングルに捨てられた赤ちゃん。黒豹のバギーラがそれを助け、オオカミの家族に育ててもらうことにしてから10年が経過します。立派に成長した男の子はモーグリと名付けられましたが、モーグリを狙うトラのシア・カーンから逃がすべく、バギーラはモーグリを人間の村へ連れて行こうとします。

しかしモーグリ自身はジャングルでの生活を続けたいと思っており、その道中ではヘビのカー、サルの軍団や王様のキング・ルーイといった障害が道を阻みます。さらに、クマのバルーはモーグリを養子にしたいと考え出し、モーグリのジャングルへの想いに拍車をかけてしまいます。

そうこうするうちにシア・カーンと対峙することになったモーグリは、バルーの手助けもあってなんとかシア・カーンを追い払うことに成功します。思っていた生活が戻ってきたかのように思えましたが、村からやってきた女の子を見つけたモーグリは人間への興味が強くなっていき、とうとう人間の村へと自分の足を進めるのでした。

■ストーリー紹介

この記事では、1967年に公開されたアニメ版のストーリーをご紹介しております。
2016年公開の実写版とは、ストーリー展開や登場キャラクターに一部違いがある可能性もございますので、ご注意ください。

◇オオカミに育てられた少年

舞台はインドのジャングル。物語は、黒豹のバギーラが人間の赤ちゃんを見つけたところから始まります。バギーラは世話好きなためか赤ちゃんを見捨てることができず、ジャングルからは人間の村が遠いことも加味してどうするべきか悩み果ててしまいました。

考え続けてるうちにバギーラは、近くに赤ちゃんを生んだばかりのオオカミ家族がいた事を思い出します。バギーラはオオカミの住処の前に赤ちゃんを連れていき様子をうかがいますが、予想は的中。オオカミの母親はすぐに人間の赤ちゃんを受け入れ、子どもたちも興味津々。

唯一の不安点であったオオカミの父親・ラマの反応も悪くなく、すぐに家族として受け入れてくれました。こうして赤ちゃんはオオカミ一家に育てられることになり、それから10年の歳月が流れます。赤ちゃんはモーグリという元気な青年に成長し、オオカミ一家の人気者になっていたのです。

バギーラも度々様子をうかがいに来ていましたが、幸せそうに暮らしているモーグリの姿を見てバギーラも一安心。しかし、バギーラはモーグリの幸せがずっと続くとは思っていませんでした。それはこの森の支配者で、凶暴なトラのシア・カーンの活動が活発化していたからでした。

シア・カーンは人間が嫌いで、必ずモーグリを狙ってくること、そしてモーグリを助けようとする者にも容赦しないことを予測していました。最初はモーグリを追い出す方向で話し合いをしていたオオカミたちでしたが、人間の村へ連れて行くというバギーラの提案を受け入れたオオカミたちは、モーグリの所存をバギーラに託すことにします。

こうしてバギーラとモーグリの、人間の村までの長い旅が始まったのです。

◇幼さと弱さが襲うジャングル

さっそくモーグリを誘い出し出発したバギーラ。モーグリに行き先を伝えず旅立ったため、行き先が人間の村だと知ったモーグリは困ります。シア・カーンの話を聞きますが、それでもジャングルに帰りたいモーグリと人間の村に連れていきたいバギーラは意見が対立してしまいます。

その夜には寝泊まりすることにした木の上で、ニシキヘビのカーに襲われかけます。カーは催眠術を操ることのできる厄介なヘビで、「人間の子供」が大好物。一時は催眠術で身動きの取れなくなったモーグリでしたが、バギーラの阻害で難を逃れます。

しかしカーもそこで終わらせるわけにはいかず、今度はバギーラへ催眠術をかけようとします。それをモーグリに邪魔されてしまい、結局分が悪くなったカーはその場を退散します。この事件があってもジャングルで暮らしたい気持ちの変わらないモーグリは、バギーラとの間の溝を埋めることができません。

次の日の朝、ゾウの群れによるパトロールに興味津々のモーグリは、早速木を降りてゾウたちを追いかけまず。みんなのマネをして隊列に加わり、一番うしろを歩いていた子ゾウから教わっていろいろなことを試してみましたが、それを隊長・ハティ大佐に見つかってしまい追い出されます。

そのことでハティ大佐との仲裁に入ったバギーラでしたが、その事件をきっかけに更に意固地になるモーグリとバギーラ。とうとう匙を投げたバギーラがモーグリとの決別を宣告し、2人は別々に道を歩むことにします。しばらくしてモーグリは、いなくなってしまったバギーラの存在が急になくなったことが気になり、ふと一人反省するようになるのでした・・・。

さて、モーグリが1人きりになってしまってすぐ、目の前を一匹の陽気なクマが目の前を通りかかります。あまりの無神経さに怒ってしまうモーグリでしたが、クマはそんなモーグリにびくともしません。クマの名前はバルーと言い、バルーはモーグリに今まで自分が感じたことのなかった特別な何かを感じ取ります。

そしてバルーはモーグリに、ジャングルでの暮らし方を伝授し始めます。気楽に過ごすことをポリシーにするバルーを見て、モーグリはバルーと暮らしたいと思うようになります。そんなモーグリの様子を見たバルーもともに楽しく暮らしたいという気持ちが一致し、二人はすっかり打ち解けていくのでした。

◇知恵を振り絞った結果

またしてもジャングルで暮らしたい気持ちをつのらせたモーグリを見たバギーラは、改めて距離を置くことにします。また自分が必要になる時が来る・・・そう思ってた矢先、早速助けを呼ぶ声が。なんと、モーグリの様子を珍しく眺めていたサルの集団が、モーグリをさらっていってしまったのです。

サルがモーグリをさらったのは、サルの王様と呼ばれるキング・ルーイの指示が要因でした。キング・ルーイは人間のように暮らすのが夢で、その夢を叶えるため本物の人間であるモーグリから知識を盗み出そうと、モーグリの気を引くために歌やダンスで宴会を催していたのです。

なんとか助け出したいバギーラでしたが、ノリに乗ったバルーが変装して宴会に参加してしまい、挙げ句変装がバレてしまうという大失態。てんやわんやの大騒動の末、キング・ルーイやサルたちが住居としていた古城は崩壊、その隙を突いてモーグリを連れ出し、逃げ出すことに成功します。

その夜、バギーラは一通りの騒動を経て、やはり人間は人間に育てさせるのが一番だという自分の考えを押し通そうと考えます。一方でバルーも、モーグリとともにジャングルで暮らす夢を叶えたいという気持ちを変えることはありませんでした。

それでも、モーグリがシア・カーンと接触してしまうまでそう日は浅くありません。鉄砲などを扱ってしまうその前に、シア・カーンはモーグリを殺そうと躍起になっているのです。しかし、バギーラがどんなにモーグリを説得しようとしても聞かないのは百も承知。

そこでモーグリの命を助けるべく、バルーが説得して人間の村へ連れて行くことになってしまいます。バルーはモーグリを自分の子供のように愛しており、ジャングルで一緒に暮らすことを約束してしまったばかりでした。それでも、命と夢を天秤にかけることはできません。

朝になり、楽しそうに歌うモーグリを見て息が詰まるほどの思いになるバルー。いよいよ本当のことを打ち明け、モーグリと向き合おうとします。しかしその話を聞いたモーグリは、信頼していたバルーにまで裏切られた気持ちでいっぱいになり、怒ったモーグリはジャングルの奥へと走り去ってしまいます。

バギーラとバルーは慌ててモーグリを探しにジャングルを手分けして捜索し始めます。特にバルーは「自分のせいでモーグリになにかあったら・・・」そんな罪の意識でいっぱいになってしまっており、あてもなくジャングルを探し続けることになるのでした・・・。

◇新たな仲間と初顔の敵

モーグリがジャングルへ走り去ったその時、ジャングルではとうとうシア・カーンが活動を始めていました。自身の獲物を捉えようと忍び足で茂みを歩きますが、ゾウのパトロールのせいで獲物を得ることができません。しかし・・・慌てていたバギーラの発言からもっと大きな獲物の情報を獲得してしまいます。

バギーラはゾウたちにモーグリの捜索を願いますがハティ大佐は乗り気ではなく、「自分たちとは関係ない」と無視しようとします。しかし、妻のウィニフレッドが怒りをあらわにし、自分たちの子供に話を置き換えてハティ大佐を説得、息子の願いもあって、ハティ大佐は気持ちを切り替えてモーグリの捜索に協力することにします。

その作戦を聞いていたシア・カーンも行動を開始。ヘビのカーがなにか知っていることを察したシア・カーンはカーに近づきますが、情報を得られなかったシア・カーンはその場を離れます。ですがちょうどモーグリはカーの手中にあり、お得意の催眠術でモーグリの動きを封じ込めていたのです。

しかし、シア・カーンに気を取られていた影響で催眠術が解けてしまい、モーグリはその場から逃げ出すと同時になおさら周囲への不信感を募らせていきます。その足でジャングルを彷徨う中、モーグリはハゲタカたちの巣に迷い込んでしまいます。

ハゲタカたちはエンタメに飢えており、何をしようか悩むだけで1日を終えるような日々を暮らしていました。そんなハゲタカたちにとってモーグリの存在はビッグニュース。早速モーグリのもとへ駆け寄ってからかいますが、涙を浮かべたモーグリはそっけない態度で場所を変えます。

その様子が気になるハゲタカたちは、モーグリから寂しさを感じ取って共感すると同時に、モーグリを励ますことにします。笑顔の大事さや友達が必要であること、それらを聞いている内に少しずつ心を開いて言ったモーグリは、改めてハゲタカたちと友だちになることにします。

しかし彼らと歌って遊んでいたその時・・・近くを通りかかったシア・カーンに見つかってしまいます。ハゲタカはすぐに木の上へ避難してしまいますが、シア・カーンについて色々聞いていたモーグリは弱みを見せまいと気丈にたち振る舞います。いよいよ、シア・カーンとモーグリの対峙する時がやってきたのです。

◇自然の流れに沿って

脅しに屈しないモーグリの様子を見たシア・カーンは、「10秒だけチャンスをやる」といって目を閉じます。その隙に反撃の準備をするモーグリですが、急にカウントを早めてシア・カーンが襲いかかってきたため怯んでしまいます。しかし・・・間一髪でその場へやってきたバルーの手でシア・カーンの攻撃はあと一歩の所で収まります。

それでもシア・カーンの猛追は止まりません。バルーがしっぽを掴んでも動きは止まらず、モーグリは必死に逃げ回りますが捕まるのも時間の問題。そこでハゲタカたちが飛び立ち、モーグリを空へ逃がすことに成功します。しかしその矛先がバルーへ向いてしまい、シア・カーンはバルーを一方的に攻撃し始めます。

なんとかバルーを助けたいモーグリですが、その時避難しようとした木に雷が落ちてしまい燃え始めてしまいます。ハゲタカたちはシア・カーンの弱点が火であることを思い出し、モーグリに火を用意するよう伝えてシア・カーンの時間稼ぎに向かいます。

小さな体で火の付いた枝を必死にひきずり、シア・カーンのしっぽに巻き付けたモーグリ。火が直ぐ側にあることを知ったシア・カーンは慌てふためきます。どうやっても消えない火を前になすすべもなく、ひたすらジャングルの荒野を逃げ惑いながら立ち去っていってしまったのです。

森の脅威だったシア・カーンがいなくなり、はじめは気絶して生き絶え絶えだったバルーも無事に目を覚ましたことでお祝いムードに包まれるジャングル。バルー絶対にモーグリから離れないことを決め、モーグリもバルーをパパと呼んで離れないことに決めます。

・・・そんな決意をしてすぐ、どこからかきれいな歌声が聞こえます。目を移すと、近くの村から1人の女の子が、水汲みのために出てくる所を見かけます。自分以外の人間を見たことがなかったモーグリは女の子に興味津々。木に登ってその様子を眺めます。

あまりに身を乗り出したせいで水面にモーグリの姿が映り、女の子はモーグリに目をやります。驚いたモーグリは水場に落下してしまいますが、女の子はモーグリに村へ来るように招きます。近くからバルーの「戻ってこい」という声と、バギーラの「行け」という声が聞こえ、反応に悩むモーグリ。

しかし、最後は女の子の誘いに負け、村へと足を進めるモーグリ。こうしてバギーラの当初の予定であった「人間の村へ送り届ける」という任務を完遂するのでした。バルーも最初はモーグリがいなくなったことを寂しく思いましたが、自然の成り行きには逆らえないことを悟り、吹っ切ることを決めます。

こうしてバルーとバギーラは自分たちのジャングルへ、モーグリは本来の住処へと戻ったのです。それでもモーグリは、ジャングルでの生活を決して忘れたわけではありません。大きくなってその知識を活かす・・・そんな話が続くのは、もう少し先のこと。

■登場人物の紹介

ここでは、物語に登場する主要キャラクターを4名紹介しています。各キャラクターの声優は「キャラクター名(英語声優/日本語声優)」の順で記載しております。

また日本語声優に関して、この記事ではブエナビスタ版にて収録されている声優を記載しております。

◇モーグリ(ブルース・ライザーマン/中崎達也)

10歳の男の子。

もともとジャングルに捨てられていたところをバギーラに発見され、後にオオカミ一家に育てられることとなる。シア・カーンの活動再開に伴いジャングルを追われる身となるが、本人としてはジャングルでの生活を続けたいと思っており、その考えを推すバルーと意気投合することとなる。最終的に人間の村へ、自分の意志で戻ることに決める。

◇バギーラ(セバスチャン・キャボット/【セリフ】今西正男:【歌唱】石塚勇)

オスの黒ヒョウ。

モーグリを赤ちゃんの頃から遠からず近からずの距離で眺めてきた、一種の親のような存在。シア・カーンの話が出てからは必死に人間の村へ届けようとするも、ジャングルで暮らしたいモーグリと意見が分かれて何度も対立。一時は匙を投げるが、それでもなかなか見捨てることはできず最後まで彼を見届けた。

◇バルー(フィル・ハリス/【セリフ】郷里大輔:【歌唱】鹿野由之)

モーグリが出会う脳天気なクマ。

最初は物珍しさにモーグリに構うが、彼の考えやその腕っぷしを見て自分の養子にしようと考える。その考えは本気で、ジャングルで生きていくための方法を教えたり、モーグリに人間の村へ戻るよう伝えたときも「自分の大事な坊や」と何度もつぶやきながらジャングルを必死に探し回っていた。最終的には人間の村へ帰ったモーグリを止めきれず寂しい思いをするも、自然の流れに逆らえないことを理解して吹っ切ることを決意する。

◇シア・カーン

【セリフ】ジョージ・サンダース/加藤精三
【歌唱】ビル・リー/鈴木雪夫

この作品のディズニー・ヴィランズ。ベルガンドラ。

鉄砲や火を扱う人間をひどく恐れており、幼くも人間であるモーグリを亡き者にしようと企んでいる。影に潜むよう行動するためジャングルの中では多くの場合見つけづらく、ゾウたちもシア・カーンの存在を察知できずにいた。さらに10秒待つといったモーグリへの言葉を守らず早めの行動を取るなど、ヴィランズらしいずる賢さがうかがえる。最後は火に怯えながら走り去っていったが死んではおらず、次回作にも登場する。

■監督紹介

◇ウォルフガング・ライザーマン

監督作品:「わんわん物語」「眠れる森の美女」「ドナルドのさんすうマジック」など
活動年:1934年~1981年
エピソード:ウォルト・ディズニー亡き後のディズニー映画のプロデューサー兼総指揮役として先陣を切る存在となる。なお後に、アート・スティーブンスとの対立により退社する流れとなった。

■まとめ

1人の男の子が等身大に成長する様を描いた成長記録・・・はたまた、ジャングルの数々の出来事を語った冒険譚。この作品はどちらとでも取れるため、楽しみ方も多重な側面を持ち合わせており、見るタイミングによって感じ方も様々。是非一度、アニメーション作品の魅力に触れて、ジャングル・ブックの世界観に浸ってみてくださいね!



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