ミラベルと魔法だらけの家!ミラベルの意志の強さと心の広さが家族の絆を強める、そんな素敵な作品を紹介します

ミラベルと魔法の家

ディズニー・アニメーション作品、通算60作品目にあたる今作、「ミラベルと魔法だらけの家」夢見るだけでは終わらせない、ミラベルの意志の強さと心の広さが家族の絆を強める、そんな素敵な作品の魅力を紹介します


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トップに表示している画像出典:ディズニー公式ホームページより

ディズニー・アニメーション作品、通算60作品目にあたる今作、「ミラベルと魔法だらけの家」。「アナと雪の女王2」以来久々のミュージカル作品に仕上がった今作は、ディズニーらしいミュージカルファンタジーの世界全開で私達の目の前にやってきました!

早くも12月24日よりDisney+にて見放題配信がスタートし、ちょっとした話題にもなった今作。その魅力は数多に渡りますが、その中でも筆者が特に好きだ!と感じた部分を中心に、まだ見たことがない方でも見たくなるような紹介ができればと思いました。

ミラベルと魔法だらけの家 視聴について

現在、「ミラベルと魔法だらけの家」は、映画館による通常上映とDisney+による作品配信の2種類の方法でお楽しみいただけます(2021年12月28日現在)。

Disney+での視聴をされる場合、通信環境の変動により、安定して視聴しにくい時間帯があります。あらかじめ作品をダウンロードしておくと、途中で映像が止まることなく高画質でお楽しみいただけます。

映画館での視聴の場合、引き続き新型コロナウィルスによる対策を守るよう心がけましょう。鼻までマスクを着用することや消毒はもちろん、咳エチケットなどの配慮により、多くの人とともに楽しく映画が視聴できるように譲り合っていくことが大切です。

■作品のあらすじ

◇マドリガル家の少女・ミラベル

コロンビアのとある場所に位置する街・エンカント。この街は、魔法が宿る家・カシータに住むマドリガル一族が魔法を使って繁栄を助力していました。この家に生まれた人間は、ある程度の年齢になると家から魔法(ギフト)をもらい、その力で街を助けていたのです。

この家に生まれた少女、ミラベルも「家族の誇りになる」ことをモットーに日々を送っていますが、実は彼女だけ家からギフトを与えられなかったのです。街の人々からは「がっかり」と言われ、子供からは「現実逃避」と言われる始末・・・。

そんなある日、まだギフトをもらっていなかったミラベルの甥・アントニオがギフトをもらう儀式に挑み、ついに「動物と会話ができる」ギフトをもらいます。その姿を見て、自分だけが魔法を使えない疎外感が強くなり、胸が張り裂けそうな思いになります。

持ってはいけない家族への嫉妬心、家族なのに自分だけ魔法が使えない寂しさ・・・今まで自分もマドリガル家の一員だと胸を張っていたものの、みんなにある物が自分にない苦しさに押しつぶされそうになり、失意と衝動のあまり部屋を抜け出すミラベル。

しかし、その直後に魔法の家・カシータに危機が迫ってることを悟るとんでもないものを目の当たりにしてしまうのです・・・。


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◇家に迫る危機

部屋を飛び出したミラベル。呆然とする中、突然空から瓦が落ちてきます。それを拾おうとして手を怪我しますが、今度は家に亀裂が入っていきます。亀裂は家を囲むように入っていき、次第に叔母の部屋にある魔法のロウソクまで広がっていきます。

慌てて家族や街の人々の前で「家が危ない!」と叫びますが、いざみんなを連れ出すと、入っていたはずの亀裂が綺麗になくなっており、みんなから嘘をついてると勘違いされてしまいます。母・フリエッタだけはミラベルの味方でしたが、亀裂に関しては曖昧な答えしか出ません。

その夜、もう一度魔法のロウソクを確かめようと、屋根伝いで叔母・アルマの部屋の前に行きますが、そこで独り言を聞いてしまいます。弱気になるアルマの本音を悟ったミラベルは、「自分が家族と魔法を守ってみせる」とやる気を起こします。

しかし、魔法を持たない自分では何ができるのかわかりません。そこでミラベルは、ひとまず「聴力」(遠く、どんな小さな音や声も聞こえる)のギフトを持つ、いとこのドロレスに話を聞いてみることにします。

すると「あの騒ぎ」の直後に、「力」(どんな重たい物も持ち上げられる)のギフトを持つ、ミラベルの姉・ルイーサがおかしくなったことを知ります。ルイーサはそのことを隠そうとしますが、迫るミラベルにこらえきれなくなり、本音を打ち明けます。

ルイーサは元々ギフトによって周囲に頼られている自分の存在にヤキモキしていて、もし力がなくなったら自分の価値が失われてしまう・・・そんな焦燥感にずっと駆られていました。さらに「あの騒ぎ」以降、力が弱くなったことも実感していたのです。

ルイーサは、もし魔法になにかあるのなら「ブルーノの見た未来が関係するかも」という言葉をミラベルに残します。ブルーノは未来を見通し、それを水晶に写し取る「予知」のギフトを授かっていましたが、ある日何かの予知をみてすぐに突然家から出ていき、消息不明になっていたのです。

◇ブルーノの見た未来に潜む自分


いなくなったその日にブルーノが何かを予知し、そして家を出たことを知ったミラベルは、ブルーノの部屋の内部にできた塔を登ります。とてつもない階段を上り詰め、不気味な部屋を見つけたミラベルは、そこでいくつかの破片に割られたギフトの水晶を見つけます。

一部分をつなぎ合わせて覗くと・・・なんと、そこに写っていたのはミラベルと、亀裂に包まれた魔法の家・カシータだったのです。そう、亀裂が入ることとミラベルに関係した出来事が、ずっと前にブルーノによって予知されていたのです・・・。

崩落しかけたブルーノの塔から、水晶の破片を全てかき集めて慌てて飛び出すも、その直後にルイーサの力がほぼ無くなってしまい、ミラベルのせいだと決めつけたアルマは「もう何もしないで!」と強く拒絶してしまうのでした・・・。

◇(ネタバレ無し)このあとの展開について

魔法の家・カシータとマドリガル一家に迫る危機に立ち向かうミラベルですが、この後の展開も含め、ミラベルだけではどうしても解決できない大きな問題にも直面していきます。

まずは、ミラベルの予知を水晶に残した叔父・ブルーノとの出会いから始まります。どうしてブルーノは自分の予知をしたのか、なぜブルーノは家を出てってしまったのか・・・消息不明の理由も含め、そこには家族を愛するがゆえの大きな秘密が隠されていました・・・。

また、普段は中の悪い姉・イサベラとも対峙しなくてはなりません。普段は完璧でなんでもそつなくこなすイサベラの存在は、ミラベルにとって時に羨ましく、時に鬱陶しく感じる複雑な存在でした。しかしイサベラも、他には言えない大きな悩みを抱いていました。

そして最大の問題は、叔母・アルマとの関係性です。ミラベルが幼い頃は仲が良かった2人でしたが、ミラベルがギフトをもらえなかったあの時から関係性はギクシャクしています。家族とギフト、大事にする物を見極めた先に待つ結末とは・・・。

■ここに注目!「ミラベルと魔法だらけの家」注目ポイントを紹介!

◇ディズニーヒロインには珍しい、「魔法を持っていない」少女が主人公

今作の主人公は、マドリガル一家というみんなが魔法のギフトをもらっている中、一人だけもらえなかったことに苦しむ少女です。実はこの設定、ディズニー・ヒロインの中ではかなり珍しいものになっています。

普段のディズニー作品であれば、「自分が持っている力や能力に悩み、そのなかで立ちはだかる大きな壁を乗り越えてその力と共存していく」というものが一般的でした。しかし今回は「家族みんながもらえたギフトをもらえなかった」・・・いわゆる一般人なのです。

これまでの異能たっぷりなアクションや派手な演出はないものの、「みんなが憧れる」から「みんなに憧れる」少女の成長が見えた時、私達の普段の生活にも勇気がみなぎってくるような感覚になります。

◇キャラクターに命を吹き込む声優陣も豪華!

主人公・ミラベルを演じるのは、女優の斎藤瑠希さんです。「ドラゴン桜」第2シーズンにて主要キャラを演じて、華々しいデビューを飾ります。今作が声優初挑戦となりますが、そう思えないほどの歌唱力とセリフの力強さが今作を彩ります!

初挑戦といえば、ミラベルの姉・ルイーサ役のゆめっちさんも声優初挑戦です。ゆめっちさんは、お笑いコンビ「3時のヒロイン」として活動されており、芸風からも伺える地力はルイーサの曲である「増してくプレッシャー」でも披露されています!

もうひとりの姉、イサベラ役は平野綾さんが演じてくださいます。「涼宮ハルヒの憂鬱」シリーズ、「らき☆すた」などでアニメを主軸として声優活動をされていて、最近では舞台女優としても活躍されている平野さんの力量が発揮される演技と歌声は必見です。

その他、関智一さん、冬真由美さん、中井和哉さんといった豪華声優陣が織りなす魅力的なキャラクターも数多く登場します。皆さんの知っている声が映画から聞こえてきたら興奮しますよね!

◇耳に残る素敵な音楽やミュージカルパートも必見!

ディズニーのミュージカル映画といえば、やはり名曲の数々ですよね。今作は特に耳に残るリズミカルな楽曲が多く、1度映画を見ただけでついつい口ずさんでしまうような楽曲が多数用意されています。

筆者が特に気に入った楽曲は、ミラベルがブルーノについて知ろうとするシーンで流れる「秘密のブルーノ」です!(この項目で紹介している動画です)。曲の終盤で、この曲のすべてのパートを一気に流す演出がされているのですが、ぐちゃぐちゃに聞こえるようでまとまっていて、本当に不思議です・・・。

その他にも、序盤でミラベルが家族を紹介する「ふしぎなマドリガル家」や、イサベラの本音が語られる楽曲「本当のわたし」など魅力的な楽曲が目白押しです!映画を見終わったら、音楽配信サービスでも楽曲試聴が可能ですので、ぜひフルバージョンを最後までお楽しみください!

■登場人物の紹介

ここでは、マドリガル一家をまとめて紹介しています。名字はみんな「マドリガル」ですので、名前のみの表記となります。

見出しは「キャラクター名(担当役者・英語声優/日本語声優)」の順で記載しています。

◇ミラベル(ステファニー・ベアトリス/斎藤瑠希)

今作の主人公。15歳。

フリエッタとアグスティンの間に生まれた、3姉妹の末っ子。マドリガル一家の中で、唯一魔法を使うことができないものの、持ち前の明るさで街の人から親しまれている。また手先も起用で、かつ家事もそつなくこなせるほどの超人ぶりを見せるも、「魔法が使えない」という自身のレッテルに幼い頃から苦しんでいる。

◇アルマ(マリア・セシリア・ボテロ/中尾ミエ)

マドリガル家をまとめる、ミラベルの叔母。

若い頃、夫のペドロと結婚し3人の子供を授かるも、直後に紛争に巻き込まれ、避難の最中にペドロが亡くなってしまう。その後魔法のロウソクと家を授かり、以降は家族を守るため、必死の思いで一家を支えてきた。しかし、その強い思いがきっかけとなり、ギフトがもらえなかったミラベルとは関係が悪くなってしまう。

◇イサベラ(ダイアン・ゲレロ/平野綾)

「花」の魔法を操る、22歳。

フリエッタとアグスティンの間に生まれた、3姉妹の長女。人々の望む花々を咲かせて心を落ち着かせたり、その花々を用いて家や街を飾ることに力を用いている。婚約者がおり、近々結婚にこぎつけそうになるが・・・。

◇ルイーサ(ジェシカ・ダロウ/ゆめっち【3時のヒロイン】)

「力」の魔法を操る、19歳。

フリエッタとアグスティンの間に生まれた、3姉妹の次女。その強大な力を、街の重たいものを持ち上げて動かしたり、困ってる人々を助けるために用いている。しかし、力と自分との紐付きを強く感じており、力がなくなることに強く不安感を抱いている。

◇フリエッタ(アンジー・セペダ/冬馬由美)

「癒やし」の魔法を操る、50歳。

アグスティンと結婚し、イサベラ・ルイーサ・ミラベルの3人の子供を授かる。フリエッタが作ったお菓子を食べた人間の傷やや心の病を癒やす効力を持つ。子どもたちをこよなく愛しているが、ミラベルに対する母・アルマの態度に苦言を呈することも。

◇アグスティン(ウィルマー・バルデラマ/関智一)

フリエッタの夫、50歳。

マドリガル家には婿養子として入ったため、ごく普通の一般人である。おっちょこちょいでよく怪我をするため、フリエッタのお菓子に数多くお世話になっている。普段は頼りないが、いざという時は娘のために行動に出ることも。

◇ドロレス(アダッサ/大平あひる)

「聴力」の魔法を操る、22歳。

フェリクスとペパの娘で、ミラベルのいとこ。どんなに遠い場所の、どんなに小さな音でも聞き逃さず聞き取ることができるため、秘密にされてることを意図せず聞いてしまうことも。高い音で「フン」というのが口癖。とある人のことが気になるようだが・・・。

◇カミロ(レンジー・フェリズ/畠中祐)

「変身」の魔法を操る、15歳

フェリクスとペパの息子で、ミラベルのいとこ。見た瞬間にその人に姿を変えたり、見なくても想像するだけでその人物に変身できるため、普段は複数人必要な出来事の手伝いをしている。陽気な性格で、魔法を使って人々を笑わせるのが大好き。

◇アントニオ(ラヴィ・キャボット=コニャーズ/木村新汰)

物語序盤で「動物との会話」という魔法を授かる、5歳。

フェリクスとペパの息子で、ミラベルのいとこ。普段は怖がりな面があり、特にミラベルに懐いていたため儀式の時もミラベルに同行を求める。後にギフトをもらい、動物たちと対話をして統率するほどに使いこなす。後にこの力が、ミラベルを助力することになる。

◇ペパ(カロリーナ・ガイタン/藤田朋子)

「天気」の魔法を操る、50歳。

フェリクスと結婚し、ドロレス・カミロ・アントニオの3人を授かる。「天気」の力は自己操作できず、ペパの気分次第で天気が変わるため、本人の情緒不安定な性格も相まって嵐になったり雪になったりする。

◇フェリクス(マウロ・カスティージョ/勝矢)

ペパの夫、50歳。

アグスティン同様、マドリガル家に婿養子としてやってきたため一般人である。ペパや自分の家族をこよなく愛しており、その愛情は周囲からも見て取れるほど。陽気なゆえに天然な部分もあり、誰も口にしないブルーノの名前をおおっぴらに語るほど、特に何も考えてない面もある。

◇ブルーノ(ジョン・レグイザモ/中井和哉)

「予知」の魔法を操る、50歳。

アルマが育て上げた3人兄妹の1人。ブルーノは未来を見通し、その様子を水晶に写して残すことができる能力を持っている。しかし、ブルーノの見る未来の殆どは破滅ばかりで、街の人からも家族からも煙たがられていた。ある日、とある未来を予知したことをきっかけに家を出ていってしまう。

■監督の紹介

◇バイロン・ハワード

活動期間:1994年~現在
監督作品:「ボルト」「塔の上のラプンツェル」「ズートピア」など
エピソード:実は青森県出身で、後にアメリカの大学を卒業する。ウォルト・ディズニー・スタジオ入社後は、手書き作品やCG作品を幅広く手掛け、後に自身の企画により「ズートピア」を完成させた。

■まとめ

夢見るだけでは終わらせない、ミラベルの意志の強さと心の広さが家族の絆を強める、そんな素敵な作品に仕上がっている「ミラベルと魔法だらけの家」。

Disney+ではグループ試聴機能を使って複数の端末で一斉に同じ作品を、同じ時間を共有しながら視聴する機能があるのですが、コロナ下にある現在だからこそ家族でこの機能を使って楽しむひとときもいいかもしれませんね!

ぜひ、年末年始に新作の上映会を楽しみながら、家族のつながりを感じるほっとするようなひとときをお過ごしください!

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