初めてイマーシブシアターを体験して。関西没入型舞台Cafe La Poupee感想

2022年9月26日

cafelapoupee
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没入型の舞台。イマーシブシアター。
普段私が行っているUSJでもサンジのレストランや過去に行われた作品ではホテルアルバート、ホテルアルバート2などありますが、参加したことはありませんでした。

たまたま知人に紹介してもらい奈良で行われた「Cafe La Poupee」という公演でイマーシブシアター デビュー。
体験談と感想を記事にまとめました。

イマーシブシアター。体験型演劇作品とは?

イマーシブシアター
イマーシブシアター

観客が座席に座ってステージ上で演者が行う演劇や踊りを鑑賞する従来の演劇。
イマーシブシアターは、それとは違い、決まった観客席がなかったり、観客に演者が話しかけてきて、観客の反応で演者の反応が変わる。
作品によってはストーリー展開や、その後のセリフが変わることも。

観客は自分が鑑賞しているという感覚ではなく、ストーリーに入り込む(没入)し、演者と一緒に作品の世界に入り込む。
会場はホテル、倉庫、飲食店など通常ショーが行われる場所ではない場所で開催されることが多いようです。

海外で2000年に初開催。日本ではイマーシブシアターという名称を使った公演は2017年が最初ということで、とても新しいジャンルのエンターテイメントです。

Cafe La Poupeeとは

cafelapoupee
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2020年に初公演。2022年で4回目の公演。リピーターも多い一度鑑賞すると、また見たくなる演出も多い作品となっています。

ストーリー

お話の舞台は「カフェ」
でもただのカフェではありません。
従業員は人形なんです。

まるで人間のような人形が働くカフェに来たゲスト(あなた)。

あなたを接客してくれるのは、どの人形だろうか?

カフェのオーナーと人形たち、そして謎の人物。
それぞれの思惑が交錯し、驚きのストーリー展開が次々に起こる。
あなたのテーブルでしか起きない特別なエピソード。他のテーブルでは突然 ●●を始めるゲストたち。一体何が起きているのか気になるが、、、

Cafe La Poupeeに参加した感想

まず会場に到着してビックリ!!
奈良公園と平城京跡公園の近くにある巨大ショッピングモール。そこの広いレストランの一部を貸し切って会場にしていました。

開場時刻前には、すでに行列が。。。

受付を済ませて中に入ると、入口に大きなコケシ人形。

その奥に進むと大きな布が掛けられた人形たちが座っていました。
人形カフェらしく人形を置いているんだと思いながら、空いているテーブルに座りました。

人形が気になる。。
よく見ると人間???

ビックリしました。!!

どうやら演者に布をかけて人形のように動かずに座っているようです。
すご!!
開演30分前からステージ入りしているなんて。。。

人間のような人形
人間のような人形

カウンターでブランデーを飲んでいる常連のお客さん ではなく演者が、時々人形の様子を見ています。
バーのマスターに話しかけながら、人形の手入れ?邪魔?をしています。

始まる30分も前から、ショーがすでに始まっているように感じます。

開演時刻が近づくと、布を取って、人形の顔を見せてくれました。

カフェのマスター
カフェのマスター

カフェのマスターはショーが始まるまでは 普通にこのレストランの従業員かと思ってしまうぐらい、普通に接客して常連客や一般ゲストと話してました。

ショーが始まると撮影は禁止。
ショー終了後の写真撮影可能タイムまで、撮影できません。
でも、本格的なイマーシブシアターのように会話厳禁のような制限はありません。

ネタバレなしで感想

ショーが始まると、人形の1体が自分のテーブルにやってきて話しかけてきます。
注文を取りに来たり、ストーリーの中でいろいろなエピソードがあったり。

ショー終了後まで、テーブルへ個別に主に来る人形は、テーブルごとに固定なので、どのテーブルに座るかで楽しみ方が毎回変わるようになっていました。

思った以上に話しかけられてドキっ!!
推しやイケメンに話しかけられたら、ドキドキする女子も多いのでは。

そして、ゲストがちょっとしたアクション(頼まれごとをされる)しないといけない場面もありました。
何もしなくていいのか、何かをした方がいいのか。
タイミングがよく分からないので、タイミングではない時に行動しまったのですが、その行動によりメインのセリフとは違うセリフが入ったり。

ちょっとリアクションが面白かったので、楽しんでしまいました。。。

ストーリーはどういう展開になるのか全く読めません。
シリアスな展開が進んだ後は、楽しいショータイムがあったり、またシリアスだったり。

飽きさせない展開で面白いです。
油断して観るのに集中していると、突然参加する場面もあるので油断できません。

脚本、演出家が20代の方なので、今の時代の感性から発せられたメッセージに、おじさんには良い刺激にもなりました。
「自由を求める」「自由を手にした後に起きる不自由」そんな社会性のあるメッセージをテーマにしたストーリーで面白かったです。

テーブルごとのストーリー展開はあるものの、メインストーリーは1つの場所で進むので、話が分からなくなるということはなく
演劇にも近い演出なので、イマーシブシアター初心者&謎解き系をクリアするのが苦手 な私には、安心して楽しめました。

ショー終了後の食事タイム

記念撮影タイム
記念撮影タイム

約90分間のショーが終了すると、その後は30分間ほどのお食事タイム。
サンドイッチなど軽食が出ました。

さらに演者にドリンクプレゼント(1000円)をすると、出演者がテーブルまで来てくれてドリンクを飲みきるまでお話をしてくれます。
推しとゆっくり話したいなら、ドリンクやサインがもらえる商品など、いろいろ注文することもできるようになっています。

先ほどまで開催された演劇の感想を伝えたり、いろいろなお話ができる貴重な機会なので新鮮だし楽しかったです。
一般的なショーだとカーテンコールがあって、ショーによっては入口で挨拶だけしてくれることはあるものは稀で、多くの演劇は出演者と交流する機会はないですが、このイマーシブシアターショーは演者や演出家の方とお話できました。

ちなみにイタリアンレストランなので、普通に追加注文もできますが、30分間で全キャストと3分ずつお話して、軽食も食べると、かなりバタバタしますね。

Cafe La Poupee公式

CafeLapoupee【公式】

公式情報は基本的にtwitterで発信されています。
公演の様子や今後の開催情報などはtwitterをチェックしましょう。

出演者の方々

脚本・演出・税理士役

海賊人形 バルバ役

カフェの店長 マスター役

ドール人形 ロキシー役

クールな人形 ヴィシャス役

セクシー人形 ペペ役

こけし人形 こけし役

飲んだくれおやじ 救世主役


本職は大阪で職業忍者とのこと。目の鋭さがただ物ではない雰囲気を出していましたが、まさかの忍者。
とてもきさくな方でした。

関西イマーシブシアター 過去作品の動画など

大阪、京都など関西でもイマーシブシアターを楽しむことができます。
過去の作品の一部を紹介します。

サクラヒメ 京都四條 南座


イマーシブシアターというと一度に体験できる人数が少ないイメージがありますが、南座という座席数がとても多い会場で開催されることもあるようです。

泊まれる演劇


ホテルに実際に宿泊して、泊まった日のよるに演劇が各部屋で行われるというショーです。

サンジの海賊レストラン

USJに期間限定でワンピース 麦わらの一味のコック サンジが料理を振る舞うレストランがオープン。
毎年オリジナルストーリーでワンピースの人気キャラクターと会える大人気のショーです。
食事も本格的なメニューが楽しめます。

名探偵コナン ミステリーレストラン

USJに期間限定で名探偵コナンのレストランがオープン。
毎年オリジナルストーリーでコナンのキャラクターたちと会える大人気のショーです。