劇団四季ミュージカル「ノートルダムの鐘」宿命に心を揺さぶられる!あらすじ・魅力を紹介

ノートルダムの鐘
ノートルダムの鐘
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京都劇場では、2023年4月まで劇団四季のディズニーミュージカル「ノートルダムの鐘」を上演しています。

パリの大聖堂に住む醜い鐘つき男のカジモド、彼の育ての親である大助祭フロロー、美しいジプシーのエスメラルダを中心に、登場人物の宿命が交差するドラマティックな物語。
大きな鐘の音とともに観客の心を大きく揺さぶる大人向けのディズニーミュージカルです。

今回は、劇団四季ミュージカル「ノートルダムの鐘」のあらすじや魅力を紹介します。

■「ノートルダムの鐘」あらすじ

◆1幕


出典:劇団四季公式YouTubeチャンネル「shikicahannel」

1482年1月6日の朝。パリ市内のノートルダム大聖堂には、大助祭のクロード・フロローの説教を聞きに市民が集っていました。
フロローは「人は生まれながらにして罪人である」と説き、彼の生い立ちと彼が引き受けたとある”宿命”」が回想されていきます。

若くして大助祭になった真面目で厳粛なフロローには、正反対の性格を持つ弟のジェアンがいました。
兄弟は共に大聖堂で育ちましたが、遊び好きのジェアンはジプシーの娘と共に大聖堂を追い出されてしまいます。
時が経ちフロローはジェアンと再会しますが、ジェアンは病にかかり今にも息絶えそうな状態に。
彼の遺言でフロローはジェアンとジプシーの間に生まれた赤ん坊を引き取りますが、赤ん坊は怪物のような醜い容姿をしていました。
フロローは赤ん坊に「カジモド」と名付け、誰にも見つからないように大聖堂の鐘つき男として育てます。


出典:劇団四季公式Instagramアカウント(@gekidanshiki_official)

カジモドは大聖堂の中で石像を友達として過ごしていましたが、道化の祭の日に意を決してこっそり街へ飛び出しました。
全てが逆さまになる道化の祭りでは、いつもは迫害されている移民のジプシーたちが舞台に上がって乱痴気騒ぎ。
祭りの混乱を防ぐため、兵士のフィーバスがフロローの配下で大聖堂警備隊の隊長に就任します。
隠れて祭りを楽しむカジモド、警備するフロローとフィーバス。
3人は舞台上で踊る美しいジプシーの娘エスメラルダに出会い、それぞれが彼女に恋してしまいました。


出典:劇団四季公式Instagramアカウント(@gekidanshiki_official)

エスメラルダから舞台に上がるよう誘われたカジモドは、民衆の前で素顔を晒してしまいます。民衆はカジモドの醜さを見て我を忘れ、彼を鞭で打ち晒し者にします。
誰も民衆を止めない中、ただ一人カジモドを助けたのはエスメラルダでした。
フロローの言いつけにより大聖堂に戻されたカジモドを追い、エスメラルダはノートルダム大聖堂にやって来ます。
カジモドはわざわざ謝りに来てくれたエスメラルダに心を許し、彼女のために大聖堂の美しい鐘の音を聞かせるのでした。

一方、フロローもエスメラルダのことが忘れられません。
大聖堂で彼女と話し、彼女に強く惹かれ、聖職者でありながら彼女への欲望に身を燃やします。
そしてフィーバスもエスメラルダの美しさと芯の強さに恋をし、彼女の行方を追っていました。

フロローは大助祭の権力を駆使し、ジプシー追放と称して大聖堂警備隊にエスメラルダを探して捉えるように命じます。
罪なき人を巻き込むフロローの横暴な命令に疑問を感じたフィーバスは、命令に背き免職されてしまいます。
不条理な状況に耐えきれずエスメラルダが姿を現すと、フィーバスはエスメラルダをかばってフロローに刺されてしまいました。

カジモドは大聖堂からパリの街が混乱する様子を見て、エスメラルダの身を案じて鐘を鳴らします。

◆2幕

エスメラルダはフロローから姿をくらまし、怪我をしたフィーバスを匿ってほしいとカジモドのところにこっそりやってきます。
承諾したカジモドに、エスメラルダはフィーバスが元気になったら自分と仲間のジプシーが隠れている”奇跡御殿”に連れてきてほしいと頼みました。

フィーバスを隠し平然を装うカジモドでしたが、フロロー率いる大聖堂警備隊が奇跡御殿を翌朝に襲撃するつもりであることを知ります。
カジモドはエスメラルダに危険を知らせるため、怪我を追ったフィーバスとともに奇跡御殿へ向かうことに。
再び外の世界に出たカジモドは、無事にエスメラルダを救うことができるのでしょうか?

■「ノートルダムの鐘」の主な登場人物

◆カジモド


出典:劇団四季公式Instagramアカウント(@gekidanshiki_official)

ノートルダム大聖堂に住む鐘つき男。
名前の意味は「出来損ない」。
フロローの弟ジェアンとジプシーのフロリカの息子で、生まれつき背骨が曲がっていて醜い顔をしている。
フロローにキリストの教えを習いながら暮らしており、石像、ガーゴイル、鐘達が唯一の友達。
道化の祭りの日に生まれてはじめて外に出て、エスメラルダに恋をする。
短気だが心優しい性格。

◆クロード・フロロー


出典:劇団四季公式Instagramアカウント(@gekidanshiki_official)

ノートルダム大聖堂の大助祭。
国王に謁見することができる権力の持ち主で、大聖堂警備隊を取り仕切る。
厳格な性格で、放浪者のジプシーをパリの街から追放しようとする。
聖職者でありながら、エスメラルダに恋をして彼女への色欲に取り憑かれる。

◆エスメラルダ

道化の祭りの日にパリにやってきた美しいジプシーの踊り子。
勇気と正義感があり、おかしいと思うことにはフロローや民衆にも躊躇いなく意見する。
慈悲の心が強く、自分も虐げられる立場でありながらカジモドや他に苦しんでいる人々への救いの手を神に求める。

◆フィーバス

大聖堂警備隊の隊長。元兵士。
女好きのナンパな性格だが、戦争で多くの仲間を亡くし心の中に影を抱えている。
勇敢なエスメラルダに恋をし、自分を犠牲にしてでも彼女を守ろうとする。

◆クロパン

道化の祭りを取り仕切るジプシーのリーダー。
奇術を使い、パリの街で民衆相手に盗みを働く。
家族であるジプシーの仲間を大切にしており、エスメラルダに手を焼きながらも彼女を常に心配している。

■【魅力①】原作とディズニー映画を融合したミュージカル


出典:劇団四季公式YouTubeチャンネル「shikicahannel」

ミュージカルの「ノートルダムの鐘」は、ストーリー展開がディズニー映画版と異なるのが大きな特徴です。

ストーリーは「レ・ミゼラブル」と同じ原作者であるフランスの小説家ヴィクトル・ユゴーが書いた「ノートルダム・ド・パリ」をベースにしており、キャラクターと音楽は映画版になぞられて作られています。

映画と違うシリアスな展開に驚いてしまうかもしれませんが、目の前で俳優たちが繰り広げる作品の生々しい世界観に、グッと引き込まれてしまうことでしょう。

ディズニーの名作曲家アラン・メンケンが手掛ける音楽もミュージカルならではの魅力があり、映画のエンドロール曲である「Someday」が舞台ではエスメラルダとフィーバスのデュエットになっていたり、映画の未発表曲がミュージカルナンバーに採用されたりしています。

■【魅力②】生き物のように様変わりするアンサンブル・クワイヤ


出典:劇団四季公式Instagramアカウント(@gekidanshiki_official)

主要キャラクターだけではなく、作品を大きく動かすアンサンブルとクワイヤの存在も印象的です。

アンサンブルは群衆や石像、ストーリーテラーになって物語を展開し、ときには舞台上に置かれた長椅子を使って街の風景を作り出します。
場面ごとに姿を変えるアンサンブルはこの作品には必要不可欠で、まるで舞台の中で生きているようです。

オープニングから荘厳なコーラスを響かせるクワイヤのパフォーマンスも素晴らしく、舞台の生物(なまもの)らしさが楽しめる作品となっています。

■まとめ

ディズニーミュージカルの中でも大人向けと呼ばれる「ノートルダムの鐘」は、生の舞台らしい迫力が味わえるドラマティックな作品です。

2023年4月9日(日)に京都公演を終えると、2023年5月14日(日)から8月6日(日)までは東京のJR東日本四季劇場[秋]で公演が始まります。

劇場だからこそ味わえる衝撃と感動を、是非体験してみてはいかがでしょうか?