ふしぎの国のアリスのストーリーを復習してみると、人気の高さのヒミツが分かるかも

不思議の国のアリス

「ふしぎの国のアリス」のストーリーを一緒に復習してみましょう。アリスの人気の高さが、実は可愛さだけではない!ということにお気づきになるかもしれません(^-^)


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可愛さとしたたかさを持ち合わせる、ディズニー内でも人気の高いキャラクター・アリスが主人公の「ふしぎの国のアリス」。公演当初は不評だったのですが、後のリバイバル公演で人気を物にし、今ではクラシック作品の筆頭として大活躍しています。

キャラクターだけは知ってるものの、ストーリーはあまり知らない・・・という方も多いはず。そこで今回は、「ふしぎの国のアリス」のストーリーを一緒に復習してみましょう。アリスの人気の高さが、実は可愛さだけではない!ということにお気づきになるかもしれません(^-^)。

画像出典:ショップディズニー ふしぎの国のアリス

■作品のあらすじ

アリスは、川のほとりで見つけた白うさぎを追いかけ、ほら穴へ落ちてしまう。落ちた先では、喋る扉の取っ手や動物たちの不思議な集会、遊びに誘う双子など、ありとあらゆる不思議な人物にであっていく。その中で、アリス自身も自分の身長が伸び縮みし、道中のいもむしさんのアドバイスでやっと自分を取り戻す。

道に迷い泣きながらも、少しずつ自分の居場所を取り戻すアリスは、トランプたちが支配する国へ足を踏み入れる。ハートの女王と出会うが彼女を怒らせ、裁判に発展。めちゃくちゃな裁判から逃げ出すが、この世界がアリスの夢の中であることを悟り、現実の自分をたたき起こし、姉にお茶の時間へ誘われるのだった。


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■ストーリーの紹介

不思議の国のアリス

不思議の国のアリス

◇アリスの冒険の始まり

ある昼下がりの川のほとり。アリスは姉の読む歴史書を又聞きしながら、歴史の勉強をしていました。しかし、アリスはそんなものに興味はなく、「馬鹿げたことが当たり前になる」空想の世界を思い描くのが大好きでした。

姉の元をこっそり離れ、飼い猫のダイナとぼんやり川を眺めていると、目の前を白うさぎが歩いていきます。・・・いえ、白うさぎが「二足歩行」で、しかも「服を着た」白うさぎが歩いていきます。

驚いたアリスとダイナは、うさぎが潜っていったほら穴に潜り込みますが、手を滑らせたアリスは、逆さまになったまま穴の真下に到着し、さらに白うさぎを追いかけます。

何重ものの扉を開き、その奥の不思議な部屋にたどり着くアリス。そこで喋る取っ手のついた扉を見つけますが、取っ手はアリスの体が大きすぎて入れないことを指摘します。

すると、どこからともなく現れた机の上に瓶が。「私をお飲み(Drink me)」と書かれた瓶を疑いつつ飲むと、たちまちアリスの体は小さくなります。しかし今度は取っ手が「鍵が掛かってて通れない」と言い出し、アリスは呆れてしまいます。

机の上にあるカギは、体が小さくて取れません。そこで足元の箱に入っている、「私をお食べ(Eat me)」と書かれたクッキーに手を付けます。すると、今度は異常な程に体が大きくなってしまい、部屋から出られないほどのサイズになってしまうアリス。

とうとうアリスは泣き出し、大きくなったアリスから溢れる涙で部屋は洪水状態に。そして流れてきた瓶にもう一度口をつけると・・・一瞬で瓶よりもさらに小さくなり、さらに瓶に入った状態で取っ手に吸い込まれ、扉の向こうへと行くことができるのでした・・・。

◇アリスと双子と物語と

扉の向こう側はには海岸があり、そこでドードー率いる動物たちがコーカス・レースを行っていました。アリスもそれに参加しますが、度重なる波の襲来の際に押し流されてきた白うさぎを見つけ、アリスは引き続き追いかけるもすぐに見失います。

迷い込んだ森の中で、アリスは双子のトゥイードル・ディーとトゥイードル・ダムに出会います。彼らは遊びにアリスを誘いますが、アリスは白うさぎを追うのに必死でした。そこで双子はアリスの好奇心に漬け込みます。

あえて大きい声でセイウチとカキの話の一部分を話しだし、それが気になったアリスは「少しならここにいてもいいから、話を聞かせて」と双子の罠にハマってしまいます。こうして、双子はお話を始めるのでした。

物語は、セイウチと大工が海岸で一日を暮らしているところから始まります。こんな素晴らしい日に海を見ない手はない、とセイウチは大工を海に放ってしまいます。大工は、落ちた先で見つけたカキの大群をセイウチに知らせ、セイウチは海に潜ります。

カキたちは海の底で暮らしていますが、セイウチが外の素晴らしい世界の話をすると、その内容に興味津々。老カキが忠告をするも聞く耳を持たず、若いカキたちはセイウチについていき、大工が作り上げたレストランに招待されます。

とうとうそこで我慢ができなくなったセイウチ。その場にいたカキを一匹残らず食べきってしまいます。協力したのに一匹も食べることができなかった大工は怒り狂い、ハンマーを持ってセイウチを追いかけ、このお話は幕を閉じます。

一通りの話を聞いて満足したアリスは、長引きそうな雰囲気を察してその場をそっと後にします。

◇アリスと白うさぎの家

しばらく歩いた先で、目の前に大きく立派な家が見えてきました。なんと、その家は追いかけてきた白うさぎの家だったのです。しかし、白うさぎはアリスを「メアリー・アン」という人物と勘違いし、すぐに自分の手袋を持ってくるよう命令します。

流されるままアリスは手袋を探しに向かいますが、その途中部屋にあった「私をお食べ(Eat me)」と書かれたクッキーを、なんの迷いもなく口に入れてしまい、すぐにアリスのサイズは大きくなり、白うさぎの家をまるごと飲み込むほどに成長してしまいます。

その様子に驚き恐れた白ウサギはドードーに助けを求めますがなすすべがなく、通りすがりの煙突掃除屋・トカゲのビルも煙突から入り込んでアリスを引っ張り出そうとします。しかし、ビルを突っ込んだ影響で煤が部屋に入り込み、アリスの大きなくしゃみでビルは吹き飛ばされてしまいます。

最終手段としてドードーがとった行動は・・・家具を燃やして家を焼き払うという強硬手段。困り果てたアリスでしたが、そばにあったにんじん畑に目が止まり、「なにか食べれば小さくなるかも・・・」そんな期待を胸に一口かじってみることに。

ぐんぐん体のサイズが小さくなりますが、以前より小さくなってしまい、時間がないと焦って出て行った白うさぎを追いかけることができなくなりました。そしてドードーは・・・そんなことも知らず、必死に火おこしに夢中になっているのでした。

◇アリスの伸び縮みする身長

白うさぎに先を越され、イライラするアリスですが、やってきた庭のどこからか声が聞こえます。なんと、花や植物がおしゃべりを楽しんでいるのです!びっくりするアリスでしたが、お花たちは合唱を披露し、アリスもそれに参加。

花たちと仲良くなって嬉しくなったのも束の間、アリスを雑草と勘違いした花たちは手のひらを返すようにアリスを追い出し、さらに水をぶっかけて笑いものにするという卑劣な行動に移ってしまうのでした。

アリスは激怒するも、流された先で空に浮かぶ不思議な雲が見え、そちらに足を運ぶことにします。雲の正体はいもむしさんによるたばこの煙で、アリスを見て様々な質問を投げかけますが、身長がみるみる変わるアリスは「自分が誰なのか」という質問に答えられずにいました。

しかも、最初はいもむしさんの質問を失礼に感じその場を去ろうとするアリスでしたが、呼び止められて思い直すことに。そして改めて困ってること・・・特に、7cmの身長に悩んでいることを伝えます。でもそれは、いもむしさんの逆鱗に触れるものでした。

なんと、いもむしさんも身長が7cmでしたがその長さに誇りを持っており、アリスの悩みに逆上。その影響で羽化してしまい、アリスに簡単なアドバイスを残して飛び去ってしまいます。

「きのこの反対を食べると大きく、もう反対を食べると小さくなる」と言われ試すうち、自分の思っていたサイズになることができたアリス。残ったきのこをポケットにいれ、不思議な世界の旅路を進めるのでした。

◇アリスの当てのない旅路

何処へ行くべきか悩むアリスの前にチェシャ猫が現れます。彼はお茶会を開いている三月うさぎやマッド・ハッターの元を訪れるようアドバイスしますが、おかしい人と関わりたくないアリスは警戒します。

とはいえ、歩いた先でのお茶会に興味を惹かれ、その場を訪れることに。実際にそこでは三月うさぎとマッド・ハッター、眠りネズミが「何でもない日」を祝うお茶会を開いており、アリスも今日が「何でもない日」であることを伝えると大歓迎します。

しかし彼らの奇行についていけず、途中迷い込んだ白うさぎの所持する時計をめちゃくちゃにする現場を目の当たりにし、いかれてることに呆れたアリスはその場を後にします。でも家へ帰るための道はどこにあるのかわかりません。

道中は暗く、心細さが強くなり、いよいよ見つけたと思った道も「ほうき犬」に消し去られ、本当の迷子になってしまいます。その場に座り込んだアリスは、自分を見つめ直します。いつも目の前のことに夢中になりすぎて、後で困る事になる・・・思い返せばずっとそんな生き方をしてきたと、涙ぐみながら反省します。

そして、周りに居た動物たちは次々と消えて行き、とうとう暗闇に一人ぼっちになってしまったアリス。そんな彼女の前に、再びチェシャ猫が現れます。チェシャ猫は、歩く道全ては女王様のために用意された道であると説明し、女王に会うための近道に案内します。

行くあてのないアリスは、聞こえてくる歌声と明るい雰囲気に後押しされ、扉の向こう側へと進みだします。

◇アリスとトランプの世界

たどり着いた先では、トランプ兵たちが白いバラに赤いインクを塗りつけていました。アリスが理由を聞くと、女王様が赤いバラを植えるよう命令したのに、間違えて白いバラを植えてしまったと説明されます。

バレれば首をはねられてしまう・・・それを回避すべく、赤いインクを塗る兵隊にアリスも協力しますが間に合わず、とうとうハートの女王と対面します。実は白うさぎはハートの女王の側近で、白うさぎをやっと見つけたアリスでしたが喜べるような雰囲気ではありません。

赤いインクで塗られた白いバラを見て、ハートの女王はご立腹。バラの木を根っこから引き抜き、事の顛末を問いただします。トランプ兵は罪を擦り付けあいますが、しびれを切らしたハートの女王が鶴の一声。

「全員の首をはねよ!」

その一言で、トランプ兵は全員連れていかれてしまいます。一部始終を見ていたアリスに目を留めたハートの女王。ハートのキングがアリスについて述べると、アリスを気に入り礼儀作法を教え込みます。

その後、ハートの女王の誘いでクロッケー(日本で言うゲートボール)に参加することになったアリス。しかし、そのルールはめちゃくちゃ。ゴールはトランプ兵、ボールはハリネズミ、マレット(木槌)はフラミンゴで、女王の下手なプレイをよいしょする接待ゲームだったのです。

しかもゲーム途中、チェシャ猫のいたずらがきっかけで醜態を晒すことになったハートの女王は、アリスの首をはねるよう命令しますが、見かねたハートのキングの思いつきで裁判にかけることにします。

◇アリスの裁判と旅の終わり

いよいよ始まった裁判でしたが、これもおかしなことばかり。判決を先に言い渡したり、裁判長であるハートの女王が「首をおはね!」を連呼したり、意味のない証言者が何人も用意されたり・・・アリスは徐々にうんざりしていきます。

おまけに、眠りネズミの暴走でハートの女王の怒りは頂点に。騒動の最中、とっさにポケットに手を突っ込んだアリスは、中に入っていたきのこをすかさず頬張ります。どんどん身長は伸びていき、それを見たキングや女王から「7kmある者はすぐに法定を去るべし」と訴えてきます。

しかし、周囲より大きくなったアリスに、もう怖いものはありません。今までの鬱憤を晴らし、ハートの女王に暴言を吐きます・・・が、「デブで、わがままで、底意地の悪い暴君」と言い切った時にきのこが反作用し、アリスは元のサイズに戻ってしまいます。

自分への暴言をチェシャ猫に繰り返されたことで怒り狂った女王。キングも止めることはできなくなり、アリスの首をはねるよう完全な命令が下されます。アリスはトランプ兵にもみくちゃにされながらも必死にその場を逃げようとあがきます。

迷路で迷い、お茶会のテーブルで足止めをくらい、ちょうちょになったいもむしさんからは煙を吐かれ、右往左往しながら必死に逃げるアリス。やっと始まりの扉を見つけたアリスですが、取っ手が「この世界はアリスの夢の中である」と言い出します。

取っ手の向こう側を覗くと、自分が木の下で、ダイナと一緒に休んでいる姿が目に入ります。後ろに迫る追っ手に気づき、「夢の中のアリス」は必死に「現実のアリス」に起きるよう呼びかけます。

・・・その呼び掛けは、お姉さんの呼びかけの声と重なり、やっと目を覚ましたアリス。夢の中での出来事を姉に説明するも、ただ不思議がられてしまうだけでした。そして眠りから覚めたアリスは、お姉さんとダイナと共に、お茶の時間のために家に戻るのでした。

■登場人物の紹介

ふしぎの国のアリス

ふしぎの国のアリス

画像出典:ユートレジャー シルバーネックレス

ここでは、特に主要な登場人物を5名紹介しています。見出しは「キャラクター名(担当役者・英語声優/日本語声優)」の順で記載しています。

◇アリス(キャサリン・ボーモント/土井美加)

本作の主人公。

好奇心旺盛で、興味を示すものがあると周りが見えなくなり、後から反省するタイプ。不思議な姿をした白うさぎを追いかけるうちに「ふしぎの国」へ迷い込んでしまう。様々な冒険を重ねて行くも、最後はこの世界がアリスの夢の中であることを知り、自分を脳内でたたき起こすことに。

◇白うさぎ(ビル・トンプソン/牛山茂)

アリスが見つけた、服を着て二足歩行をする不思議なうさぎ。

アリスが追いかけようとするも、思いがけない場所でであったりすれ違いになったり、正当に出会うことはほとんどなく、実はハートの女王の側近であるがために敵側についてしまうという結果になってしまう。

◇マッド・ハッター/いかれ帽子屋(エド・ウィン/西本裕行)

アリスが歩く先で出会う、「何でもない日」のお茶会をしていた人物。

本人は無自覚だがかなりへんてこで、、答えのないなぞなぞを出したり、白うさぎの時計を紅茶に漬けてジャムまみれにするなどの奇行に走る。裁判でも証言者として出廷するも、女王の「何でもない日」を急に祝いだし、さらに眠りネズミの騒動を引き起こしてしまう。

◇チェシャ猫(スターリング・ホロウェイ/関時男)

気分屋で自由な野良猫。

自分の姿を自由に変形させ、顔と体を分離しても生きてるなど、チェシャ猫もまたかなりのへんてこな存在。いたずらが過ぎることもあり、これがきっかけでアリスが裁判にかけられることになる。

◇クイーン・オブ・ハート/ハートの女王(ヴェルナ・フェルトン/小沢寿美恵)

ディズニー・ヴィランズの1人。

わがままで怒りっぽい暴君。自分の悪い点を指摘されたり、自分の思い通りにならないと「首をおはね!」と叫ぶのが彼女の癖。

巨大化したアリスの暴言を受け、完全にブチギレた女王はアリスの首をはねるよう命令するも、夢の世界から脱出したアリスはなんとか回避を果たしている。

■監督の紹介

◇クライド・ジェロニミ

監督作品:「ミッキーの移動住宅」「メロディ・タイム」「シンデレラ」など
活動期間:1931年~1962年
エピソード:ディズニーには1931年に入社。1939年より監督としての活動を開始し、多くの短編や長編作品を手がける。

◇ハミルトン・ラスク

監督作品:「白雪姫」「ピノキオ」「メリー・ポピンズ」など
活動期間:1931年~1964年
エピソード:1931年に入社して以降、主に原画や作画監督としての活動をメインにし、ピノキオで監督デビューを果たす。

◇ウィルフレッド・ジャクソン

監督作品:「蒸気船ウィリー」「風車小屋のシンフォニー」「ダンボ」など
活動期間:1928年~1961年
エピソード:蒸気船ウィリーからしばらく、彼の監督作品が続く。後の白雪姫以降は、演出と監督を交互に担当するようになり、彼もまたレジェンドの1人として讃えられている。

■まとめ

見ていると、他のディズニー作品とちょっと異色ぶりを確認できるアリスの世界。原作の言葉遊びを忠実に再現しながら、サイケデリックでカラフルな世界観は多くのディズニーファンを魅了しました。

疲れた心を復活させてくれる元気さも兼ね備えた「ふしぎの国のアリス」。是非一度、みなさんもご自宅でお楽しみになってみてください。

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